ミスに強い「やさしい」アイアンはどれ？2019年　最新版！

「ミス」に強い「やさしい」アイアンはどれ？　　2019年　最新版！

そもそも「ミス」に強い、「やさしい」アイアンとは？

「ミス」に強い、「やさしい」アイアンとは、フェースのスイートスポット（芯）に当てなくても、それなりの弾道が打てて、飛距離の出るアイアンです。100切りや90切りを目指しているアベレージゴルファーにとって、セカンドショット（ショートホールのティショット）で、グリーン付近にボールを打つことができれば、目標達成に大きく近づくことになります。

アプローチで２パット圏内に寄せれば、ボギーペースで回ることができ、90切りが可能になります。一週間で2回くらい練習できる方は、マッスルバックやセミキャビティーを使用して上達を目指す方が長期的にはおすすめですが、練習する時間が少ない方は、「やさしいアイアン」でミスショットをリカバリーした方がゴルフが楽しくなります。

なぜ上級者が「ミスヒットにやさしいアイアン」を使用しないの？

上級者やプロは、練習時間が多く、自分のスイングを理解している為に、やさしいアイアン（ミスヒットをカバーするアイアン）を好みません。理由としては、やさしいアイアンを使用することで、一時的にミスショットをリカバーしてくれても、長期的に考えるとスイングをダメにしてしまうと考えがあるからです。

つまり、フェースの芯で当てる技術が必要のないアイアンでは、フェースの芯にボールを当てる技術が低下してしまうと考えているのです。また、必要以上に飛距離が出てしまうのも嫌がる為に、多くのトッププロは、マッスルバックで重たいスチールシャフトを装着したアイアンを使用しています。

「ミス」に強い、「やさしい」アイアンの11個の特徴とは？

「ミス」に強い、「やさしい」アイアンとは、フェースのスイートスポット（芯）に当てなくても、それなりの弾道が打てて、飛距離の出るアイアンですが、具体的には、どのようなテクノロジー（技術）があるのでしょうか？「ミス」に強い「やさしい」アイアンの特徴を、11の項目にまとめました。

（1）フェースはチタン

フェースはチタンで高反発になっており、飛距離が出ます。

（2）タングステン（錘：おもり）の配置が低い

タングステンの配置を低くしているので、ヘッドの重心位置が低く、ボールが上がり易いです。

（3）高い慣性モーメント

ヘッドのトゥ側（先端）とヒール側（手前側）にもタングステンが配置されているので、高い慣性モーメントを実現しており、ボールがまっすぐに飛びやすいです。

（4）ポケットキャビティ構造

ポケットキャビティ構造（バックフェースの下部がポケットのようにえぐれているキャビティアイアン）で、通常のキャビティよりも重心が低くて深いため、ボールが非常に上がりやすいです。

（5）グースネック

グースネックで、ボールがつかまりやすいです。（スライサーに効果があります）

（6）ソールが厚い

ソールを厚くすることにより、重心が低くなると共に重心深度も深くなるため、ボールを上げやすくなります。

（7）ストロングロフト

ストロングロフトにして、番手の飛距離を伸ばしています。（7番アイアンなのに5番アイアンのロフト角になっているので、各番手の標準飛距離より飛びます。）ただし、単純にロフト角を立たせると弾道が低くなるだけで飛距離が出なくなるので、重心位置を低くして高弾道になるように工夫されています。

（8）シャフトがカーボン

シャフトがカーボンなので、スチールよりは飛距離が出ます。ただし、球のバラつきの範囲は広くなります。

（9）スイートスポットが広い

スイートスポットが広いので、安定して飛距離が出ます。

（10）ヘッドが大きい

ヘッドを大きくして、方向性の向上とやさしく感じるようにしています。

（11）シャフトが長い

シャフトは１インチ（2.5センチ）伸ばすと、5・6ヤード飛距離が伸びます。飛び系のアイアンは、１インチ程度長い仕様が多いです。長いと飛距離が出ますが、初心者でミート率が悪い方は、方向性が悪くなるであまりおすすめはできません。