昔のアイアンと今のアイアンの違い
昔のアイアンと今のアイアンの違いは?
1990年代以前は、マッスルバックでスチールシャフトが当たり前でしたが、現在では、ヘッド形状なら、マッスルバック、キャビティ、ポケットキャビティ、中空など。素材なら、軟鉄、ステンレス、チタン、いろいろな素材の組み合わせである複合アイアンなど、様々なヘッドが選択可能です。
またシャフトも、スチールならダイナミックゴールドや軽量スチール(NS950など)、カーボン(日本メーカーでフジクラ・グラファイトデザイン)でも様々な重量差のあるシャフトが選ぶ事が可能です。
(1)ロフト角
昔のアイアンと今のアイアンの違いで、1番の違いは、ロフト角ではないでしょか。昔の7アイアンではロフト角は35度ほどでしたが、現在では30度や28度といった具合に昔の6番アイアンや5番アイアンのロフト角になっているものが多く発売されています。
ロフト角を立てることにより(シャフトの長さも少し長くしている)昔のアイアンに比べて、同じ番手では飛距離がでるようになっています。ただし単純にロフト角を立てるだけでは低い弾道になってしまうので、重心を下げて(ソールを太くしたり、重心の位置を重量配分で下に下げる)弾道を高くする工夫もされています。
(2)飛距離性能は向上している。
フェース部分をチタンフェースなどの反発の高い素材を使用することにより、昔のアイアンに比べて同じロフト角やシャフトでも飛ぶようになっています。(ドライバーと違い反発規制はありません。ただし、スピンがかかり過ぎない為の溝規制はあります。)
(3)選択肢が増えている。
「形状」や「素材の加工技術の向上」の結果として、ヘッドとシャフトの開発に幅が増え、ユーザーの目指す弾道が打ちやすいアイアンを作る事ができるようになっています。今後もさらなるテクノロジーの向上により、ユーザーの理想に近いアイアンが販売されていく事でしょう。